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『白戸修の事件簿』
written by たすく
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 『白戸修の事件簿』 大倉崇祐著 双葉社
【あらすじ】どこにでもいる善良な大学生・白戸修にとって東京の中野は鬼門である。殺人の容疑者が飛び込んで来たり、ピンチヒッターで行ったバイトが違法だったり、銀行で強盗に銃を突きつけられたり…。だが次々に事件を解決する彼を人は「巻き込まれ探偵」「お人好し探偵」と呼ぶようになる。小説推理新人賞受賞作を含む、ちょっと心が優しくなれる癒し系ミステリー。
▼ネタバレ含みます。ご注意を。
あらすじそのまんまのお人好し青年による巻き込まれ事件簿。 もう本当に優しくて人がいい、白戸君のドタバタ事件簿です。 殺人事件とかはほとんどなくて、スリとか万引きとかタテ看などの裏事情を絡めながら、テンポ良く繰り広げられます。 飽きないし面白いです。 なるほどなァ…と楽しく読めました。 特にスリの手口なんかは、ぅわ怖っ、と思いましたね。
個人的にはタテ看の話が好きでした。 出てくるキャラもさることながら、白戸君のお人好し加減が一番出てたかな、と。 探偵の要素もこれが一番でしたしね。 あとの話は白戸君自身が解決してたりするわけじゃないんですよ。 あれよあれよという間に巻き込まれ、あっという間に収束していく、という感じ。
卒業間近から就職にかけての話なんですが、是非とも続いてほしいです。 いや、中野は鬼門だから近づかないとしても。 何だかんだで白戸君は味方を増やしていってますから。 しかも表社会からはちょっと外れた、生きていくのに逞しい連中ばかり。 これは強みですよ。 このまま探偵になっちゃえと思います。 お人好しだからお金はもらえないだろうけど。
気軽に読める後味の悪くない作品をお求めの方にはオススメです。
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